日本肩関節理学療法研究会

会長挨拶

日本肩関節理学療法研究会会長 西川仁史

日本肩関節理学療法研究会 会長 西川 仁史

私儀、令和4年6月より日本肩関節理学療法研究会 第3代会長を拝命いたしました。

当研究会は2006年5月28日に東京にて第1回の研究会が開催され、初代立花孝会長のもと13年間で12回の、前高濱会長のもとでは1回の研究会(ここ2年間はコロナ禍のため延期)を開催し、毎回多くの参加者に支えられながら日々の臨床に役立つ知識や技術の提供を目的として開催している研究会です。

HPに掲げていますが、初代立花会長がよく言われていた「盲信するのではなく事実を追及していく」ために「思考の拠り所となるもの」への研鑽が大切との信念に基づき、『私たちは肩に関する事実を理学療法士の立場で追及しています』をモットーに研究会発足当初から企画、運営をしております。

これまで研究会では、毎回トピックスとなるテーマを取り上げること、肩関節の解剖・運動学などの基礎的な分野、肩の疾患の病態や整形外科的治療法、理学療法の臨床的な分野、症例報告で構成しています。これからも、経験年数を問わず「思考の拠り所となるもの」を研鑽する機会を提供し、″肩“に精通した理学療法士の質の向上に貢献していけるよう邁進し続けたいと思います。

2021年度の日本理学療法士協会会員数は当研究会発足当時から2.8倍増加し約13万人となり、平均年齢は34.3歳で35歳未満が62%を占め、そのうち女性の割合は39.9%(全会員に対しては39.2%)でした。2015年の国税調査では、男女比率の差が小さい職業として「理学療法士・作業療法士」が47.95%で50%に近い上位8位にランクインしたこともありました。男女間の割合が片寄りなく推移していくことを期待しつつ、運動器理学療法の領域で活躍する女性理学療法士に、殊に肩の分野で「思考の拠り所となるもの」を当研究会に探しに来ていただきたいと思います。そのためにも、例えば更年期障害や若年者のスポーツ疾患にウィメンズヘルスの視点を関連付けた企画なども検討し、参加しやすい研究会を目指したいと思います。

まだまだイレギュラーを想定して研究会を開催していかなければなりませんが、今後とも肩関節の理学療法の発展のために、皆様方のご指導を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

日本肩関節理学療法研究会 会長 西川 仁史

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